0.01秒が勝負を分ける競泳。競泳において0.01秒とは約2cm、つまり第1関節分の世界です。 こうしたシビアな勝負の世界をサポートする競泳プールは正確な寸法精度、美しさ、安全性、機能性、精度など様々な要求が求められます。 これを可能な限り実現することが、プールに携わる会社に与えられた使命と考えます。
国民体育大会や世界の主要大会(FINA)に使用される公認プールは、公認規則に定められた様々な項目をクリアして初めて取得することができます。 近年の公認プールの建設においては国内トップの実績と経験を有するブレインが、設計から施工、申請手続きに至るまでスムーズな公認取得を目指し全力でサポートいたします。
一般的にタイルというと多くの方が内外装に使われる仕上げ材を思い浮かべることと思います。 タイルの中で主にプールもしくはプールサイド専用に規格、製造されたタイルがプール用セラミックタイルと呼ばれています。
その特徴は、スイミングプールで必要となる各種役物、面状(ブライトやノンスリップ)の種類、豊富なカラーバリエーションが挙げられます。
競技用公認プールのように厳しい寸法規格をクリアしなければならないプールはもちろん、独創的な形状のプールにも無理なく対応することができます。
ドイツ:フリードリヒスバード
教育として発展してきた日本のプールとは異なり、ドイツはかねてよりスパやクアハウスに代表されるような 保養やリラクゼーションを目的とした温浴施設の文化が強く根付いています。
例えばドイツの保養地として有名なバーデンバーデンにあるFriedrichsbad(フリードリッヒスバード)等に見られるように、 建物自体はもちろん温浴・プールにも趣向が凝らされており、その仕上げ材としてタイルが使われてきました。 ドイツにおける温浴施設は、今もなお文化として性別や年代の垣根無く親しまれています。
そういう背景があるからこそ、ドイツではプール用タイルの技術の発展と安定的な供給が図られており、その性能や品質の高さはDIN規格の中で厳しく定められていることに裏付けられています。
また、世界的に見ても、オリンピックや世界水泳が行われる公認プールのうちタイル張りが採用されているプールのほとんどが ドイツ製タイルを採用しています。
日本でも主要な競技用公認プールでは90%以上でタイル張りプールが採用されており、東京アクアティスセンターをはじめ近年完成した競技用公認プールの多くで、インターバウbyシュトイラーのタイルをご採用いただきました。
インターバウbyシュトイラーのプール用セラミックタイルは、 公益財団法人日本水泳連盟よりプール用タイルとして唯一の推薦をいただいており、 ブレインは日本総代理店として製品を熟知した施工を行っています。
ブレインの技術と高品質なタイル材料が公認プールを造る上での様々な要求にお応えします。
インターバウbyシュトイラーはドイツのコブレンツという町にあります。 ライン川とモーゼル川が交わる地「ドイチェスエック(ドイツの角)」で有名なコブレンツでは、 タイルの原料となる良質な土が採れることで古くから陶器の町としても知られてきました。
また工場はドイツのタイルメーカーでも有数の大きさと設備で、 有名タイルメーカーの製品の一部が実はインターバウ工場で製造されたOEM商品という話はよく耳にします。
このような話からも分かる通り、その技術力は自他共に認められており、 世界中にインターバウbyシュトイラーの製品が届けられています。
ブレインはプール専門メーカーとしてはもちろん、インターバウbyシュトイラーの日本総代理店としてドイツの施設や工場の視察を行っています。
インターバウ社での会議
インターバウ工場視察
ドイツをはじめとするヨーロッパ諸国ではタイル張りに樹脂目地は欠かせないものとなっています。 樹脂成分のみで形成される高密度なシュトイラーの樹脂目地は塩素を含んだプールの水はもちろん 温泉や海水(塩水)といった浸食性の高い水に対しても高い耐性を持ちます。
タイル目地の劣化は補修が難しく補修ができないままの施設も多くあるのが現状で、 樹脂目地の耐性の高さが注目されています。日本でも競技用プールをはじめ近年では多くの施設にて樹脂目地を導入いただいております。写真は樹脂目地導入後9年が経つ施設ですが、目地の減りもなく高い評価をいただいております。
競技用プールで圧倒的なシェアを誇るドイツ製プール用セラミックタイルを取り扱っております。 特に日本水泳連盟推薦のinterbau by STEULERの日本総代理店として国内で数々の公認プールを手掛けております。